日本赤十字社東京都支部 武蔵野赤十字病院
【病院概要】 東京多摩地域の東、東京23区のすぐ西に武蔵野市があります。周辺3市を 中心とした多摩南部地域をはじめ、また地域医師会との医療連携を推進し、地 域医療の中核病院として患者様を受け入れています。 創立 :昭和24年11月 許可病床数 : 611床(一般605床・感染症6床) 診療科数 :21科 1日平均外来患者数 : 2,200名 職員数: 1,050名 1日平均入院患者数: 590名 【QCサークル活動の展開】 当院では、平成7年にQC活動を導入しましたが、当時QCについての知識も薄く、思うようなQC活動が展開できず、平成10年に改めて現在のQC推進検討会のプロジェクトを発足しました。 病院を取り巻く環境の変化を考えた時に、QCサークル活動の重要性、役割は大きく、厳しい医療環境の中で医療の質を守り、コスト意識をもち、身近な業務改善を積み重ねることで病院の活性化と医療の質の向上を行うことを目的とした活動にしてほしいとの病院方針が掲げられました。
さて、私たち検討会のメンバーとしては、今後どのように活動を展開し、定着させて行けばよいかが問われるわけで、それではいっそのこと私たちから始めようと、平成10年度の目的を、 1、QC活動を院内で展開するにあたり、そのリーダーシップをとる私たち が役割を認識し役割遂行できるようにする。 2、QC検討会の活性化をはかる。 を掲げ、日科技連の講師でもある長谷川先生にQC手法を始め展開に至るまでご指導をお願いし、月1回の検討会での勉強会、各方面で行われているQC大会の聴講、各部署へのQCサークル誌の配布等を経て、翌年、検討会のメンバーによる第一回院内発表を実施しました。(内容についてはお粗末なものでした。) 平成12年1月、各職場のリーダー(医師、看護婦(士)、事務、コメディカル 42名)を選出し、QCサークルリーダー一泊研修会を実施し、日科技連より講師の先生をお招きして、「QC活動とは・手法・問題解決事例」等を中心に、そして夜は違う職種の人たちとの「飲みにケーション」もあり、内容の濃い研修会が行われました。 翌月から、リーダーを中心に、各サークルへの指導を毎月実施し、(ここでも 長谷川先生に講師を依頼する。)9月に院内発表大会を計画しました。 また、QC活動を展開していくにあたり、企画、支援を含めた、情報収集、情報提供を取りまとめる為の検討会メンバーによる事務局を設置しました。 5月には、推進者(各所属長)を中心に、PL病院の北島事務部長をお招きし、「日本の病院が直面する課題とQCサークル活動」について講演をお願いしました。また、9月には、検討会メンバーの強化という事で4名が日科技連主催の推進者コースの研修を受講、QCサークル指導士の資格を取得しました。
|