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1日目の終了後には、倉敷国際ホテルで参加者交流会も予定しております。
是非ともご参加くださいますようお願いします。
 

「疫病・医療・美術
    ―名画の背景を探る―」

大原美術館館長
高階秀爾

 14世紀中頃から15世紀にかけてヨーロッパ全土に拡がり、全人口の4分の1から3分の1の人々が犠牲になったと伝えられる黒死病(ペスト)をはじめ、さまざまの伝染病の流行は、人々の生活に大きな影響を与えた。適切な治療法も予防医学も確立されていなかった時代、恐ろしい病魔に対しては、もっぱら神や聖人に祈りを捧げ、救いを求めるしか対策はなかった。そのため多くの教会や修道院が建てられた。修道院は、病者を迎え入れる病院でもあり、また慰めを与える祈りの場でもあった。マンテーニャの「聖セバスティアヌス」(ルーヴル美術館)、ボッスの「聖アントニウスの誘惑」(プラド美術館)、グリューネヴァルトの「イーゼンハイムの祭壇画」(コルマール、ウンターリンデン美術館)などの名作は、そのような背景から生まれて来たのである。

略 歴

高 階 秀 爾(たかしな しゅうじ)

 大原美術館館長、西洋美術振興財団理事長、東京大学名誉教授、日本芸術院会員

 1932年東京生まれ。東京大学卒業。パリ大学付属美術研究所及びルーヴル学院で西洋近代美術史を専攻。
 東京大学教授、国立西洋美術館長、京都造形芸術大学大学院院長などを歴任。

【受賞】
 1971年 芸術選奨文部大臣賞
 1972年 翻訳文化賞
 1981年 フランス、芸術文芸シュヴァリエ勲章
 1988年 放送文化賞
 1989年 フランス、芸術文芸オフィシエ勲章
 1996年 フランス、芸術文芸コマンドール勲章
 1997年 明治村賞
 1998年 日本文化デザイン大賞
 2000年 紫綬褒章
 2001年 フランス、レジオン・ドヌール シュヴァリエ勲章
 2002年 日本芸術院賞・恩賜賞
 2003年 イタリア、グランデ・ウフィチャーレ勲章
 2005年 文化功労者
 2012年 文化勲章

【主著】
 『世紀末芸術』(ちくま学芸文庫)、『名画を見る眼』正続(岩波新書)、『ルネッサンスの光と闇』(中公文庫)、『日本近代美術史論』(ちくま学芸文庫)、『西洋の眼 日本の眼』(青土社)、『誰も知らない「名画の見方」』(小学館)、『日本人にとって美しさとは何か』(筑摩書房)ほか。


「医療のTQMを考える」-管理者の責任を描く-

シンポジスト

 安藤 廣美 先生(医療のTQM推進協議会 理事長/株式会社麻生 飯塚病院 特任副院長)
 伊澤 敏 先生(長野県厚生農業協同組合連合会 佐久総合病院 統括院長)
 狩野 稔久 先生(社団法人益田市医師会立益田地域医療センター医師会病院 院長)

司会

 伊澤 敏 先生(長野県厚生農業協同組合連合会 佐久総合病院 統括院長)


日時:平成28年10月28日(金) (大会初日) 18:40~
 場所:倉敷国際ホテル 桜花の間
 参加費:3,000円
 ※交流会に参加ご希望の方は、フォーラム参加登録の画面からお申込みください。

【当日の参加申込みについて】
交流会会場の収容人数に限りがあるため、交流会につきましては、 当日参加登録のお申込を、一切、承っておりません
また、定員に達しだい、受付を締切らせていただきます

参加をご希望の方は、登録締切日(9月30日24時)までにお申込みをお願いいたします。 それ以前に定員に達しておりました場合は、ご参加いただけないことをご了承ください。

なお、ご所属の施設が交流会の参加費用について公費でのお支払いができない場合、 参加者個人が当日にお支払いただいても問題ございませんが、 参加をご希望の方は、 必ず、登録締切日までにお申込みをお願いいたします

ご参加のみなさまがたにはご不便をお掛けいたしますが、どうかご容赦いただきますよう お願い申し上げます。