第21回フォーラム「医療の改善活動」全国大会 in 仙台 開催のご案内


今年度の第21回フォーラム「医療の改善活動」全国大会を宮城県仙台市で11月15日(金)、16日(土)に開催させていただきます。

 健育会グループは9病院11施設を静岡県から北海道までの地域に地域のニーズに応じて展開しています。病院は慢性期対応が主体で、78床~230床のベッド数があり各病院や施設の職員数(人的資源)は決して多いとは言えません。しかしながら毎年各所で複数のTQM活動を行いグループ内コンテストを経て医療の改善活動全国大会に参加しています。
 
 我国ですでに始まっている少子高齢化・人口減少は医療介護分野により効率性を求めています。今回のシンポジウムは医療のTQM推進を考える「Ⅰ:リハビリテーション生産方式、Ⅱ:看護生産方式」としてシンポジストの先生方に発表していただきます。
 また特別講演は宮城県で大震災前から植樹を行いおいしい牡蠣を育ててきたNPO法人 森は海の恋人 畠山重篤理事長にお願いしています。
 
 宮城県は先のマグニチュード9の東日本大震災により甚大な被害をうけ復興半ばです。丁度400年前に戦国武将伊達政宗もマグニチュード8~9程度の慶長三陸大津波にあい復興作業を余儀なくされましたが、わずか2年後には日本製の船を石巻から太平洋に船出させ、家臣を日本初の遣欧使節団としてスペイン国王とローマ教皇に向け派遣しています。徳川氏の鎖国政策の流れを感じ先手を打ち、震災復興のため交易することを目指したためとも言われています。トップダウンの決断といえます。迅速さと挑戦意欲は正宗公に倣いたいところです。
 現代の医療改善においてはトップダウンと同時に、現場意見を尊重し現場自主性を高めるボトムアップの方向が必要でそのツールとしてTQM活動があると認識しています。 新元号元年に行われるこの大会が西日本から東日本へ医療改善活動の流れを呼び込み、新たな医療改善活動への挑戦を生むことを期待しています。
 
 杜の都「仙台」の象徴であるケヤキ並木、昨年に平成の大改修が完了した日本三景松島の瑞巌寺、仙台の奥座敷である秋保温泉と作並温泉、石巻をはじめとする海沿い地域の震災復興状況など見所にあふれています。牡蠣など新鮮な海の物と仙台牛・牛タン料理などの陸の物で皆様のおいしいものへの期待にも十分に応えられます。東北の中心仙台は近県へのアクセスも容易です。
 皆様のご参加をお待ちしています。


第21回フォーラム「医療の改善活動」全国大会 in 仙台
大会長 勝又 貴夫
(医療法人社団健育会 石巻健育会病院 病院長)