第23回フォーラム「医療の改善活動」
全国大会in東京 開催に向けて
2022年の第23回「医療の改善活動」全国大会を東京で開催させていただくことになりました。
2020年よりCOVID-19感染症の拡大によって、全国の病院が大変苦労して対応されていると存じます。病床機能を変更し感染症対策を行い、感染患者の入院診療を受けている病院や、感染後の患者さんの回復期の診療に貢献している病院など、全国の病院が感染症対策に全力をあげて取り組むことになったと思います。
しかし、日頃から実践している医療の改善活動が応用されて感染症に対応する力になったのではないでしょうか。多職種が協力しあってさまざまな問題に取り組む重要性があらためて認識されるよい機会になったと前向きに考えたいものです。
武蔵野赤十字病院のQC活動を振り返ると、22年前から院内QC活動の発表大会を行っています。2021年はコロナウイルス感染症のために実施できませんでしたが、例年は20チーム前後が半年間の準備をして、2日にわたる発表を行い、上位2チームが全国大会で発表できる機会を争っています。昨今、多職種がチームを組んで発表するようになってきました。チーム医療を充実させると、効率的で安全な医療が行えるという文化が根付いてきていると感じ、全国の病院に広がるとよいと考えています。
2022年11月に、都心の霞が関にあるイイノホールにおいて本大会を開催させていただく予定です。それまでに何とかCOVID-19感染が落ち着いて、集合形式で大会が開催できることを祈っています。開催の折には東京らしい文化や食事を楽しんでいただければ、これにまさる幸いなことはないと思っております。皆さまのご参加を心からお待ち申し上げております。
大会長 泉 並木
(武蔵野赤十字病院 院長)