第２６回フォーラム「医療の改善活動」全国大会を、２０２５年１１月１４日（金）、１５日（土）、福岡県北九州市で開催させていただくことになりました。どうぞよろしくお願いいたします。 　昨年岐阜市で開催されました第２５回フォーラムでは、松波和寿大会長のもと、改善活動に関する興味深い発表が数多く行われ、インパクトのある特別講演も含めて、非常に有意義な大会であったと感じました。　１９９９年の第１回開催から現在まで、医療のＴＱＭ推進協議会を中心とするメンバーの方々が、改善活動を推進し築き上げてこられた本大会の重みを受け止めながら、出来るだけ実りある大会となるよう、準備を進めたいと思います。
　当院では２００５年から、飯塚病院を手本としながら病院全体でＴＱＭ活動を推進してきました。最近の電子カルテや情報技術（ＩＴ）の進歩、そしてそれらの業務への活用など、未来に向けた期待と課題を実感しているところです。そういう意味もあり、第２６回のテーマを、「医療ＤＸと共に歩む改善活動」としました。自院の取り組みもまだこれからですが、多くの施設での先進的な活動、発表を期待しています。
　医療ＤＸやＡＩの進歩など、新しい潮流にうまく乗っていく上で、日本の未来、展望などをある程度知っておくことも必要と考えます。特別講演は、政策研究大学院大学学長の大田弘子先生にお願いしています。日本の医療政策についても、広い視野からご講演頂けるのではないかと期待しています。
　北九州市は、九州の北東端に位置し、関門海峡を挟んで本州との交通の要所として発展してきた歴史があります。小倉城、門司港レトロ、皿倉山からの夜景などの観光地をはじめ、玄界灘、周防灘に囲まれ、新鮮な海の幸にも恵まれています。会場となる北九州国際会議場は、ＪＲ小倉駅から徒歩５分の位置にあり、新幹線、飛行機いずれでも利便性の良い会場です。是非多くの医療関係者の皆様にお越しいただき、活発な活動発表とともに、北九州市を満喫していただきたいと願っています。２０２５年１１月の北九州市での開催、皆様のご参加を心よりお待ちしております。