会員の活動紹介
特定医療法人 愛仁会のTQM活動特定医療法人愛仁会は阪神地区に高槻病院(477床・臨床研修指定病院)・千船 病院(292床・臨床研修指定病院)・愛仁会リハビリテ−ション病院(186床・大 阪府地域リハビリテ-ション支援センタ-)の3病院と2つの介護老人保健施設 (入所定員各100名)、さらに看護助産専門学校、臨床検査センタ−として杏和 総合医学研究所を経営し、関連する社会福祉法人愛和会が経営する特別養護老人 ホ−ム(入所定員70名)、保育所(園児120名)を併せると職員数1,450名の法人 です。
このような保健・医療・福祉・教育を包括した総合的地域活動の実践を行うた めには、法人の経営理念に基づいた『経営計画』の実践と、法人各施設での経営 課題の明確化が必要となり、平成7年度から『方針管理』とQC手法を用いた小 集団活動による業務改善を目的にした『業務改善運動』を併せたTQM活動を展 開しています。
○ 方針管理
『方針管理』は年度ごとに出される『法人年度経営計画』に基づき策定された各
病院・施設の年度経営計画に繋がる形で医局、看護部、技術部、事務部の活動計
画が策定され、科(課)長(医局では医長)以上の全管理職に個人ごとの年度課題
が与えられます。
年度課題には課題ごとに計数化されたゴ−ル目標が設定され、毎月の行動計画に もとづいた活動実績が記録されます。毎月の活動は月例の管理職会議(医局は医 長会)で実施者から報告され、部長(医局では院長)によって、活動の継続、活 動の修正、活動の中止が評価されます。また、年度上半期が終了する9月末に全 ての年度課題について100点満点による中間評価を行い、同時に下半期に向かっ ての課題修正が行われます。同様の評価は年度末にも行われ、結果は人事考課に 反映されます。各管理職が受け持つ年度課題と年間2回の活動評価の結果は、法 人本部方針管理推進室で取りまとめ、法人理事会で機関決定されることによって、 法人の経営計画との整合性が担保されます。
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