大分市医師会立アルメイダ病院

1.はじめに
 アルメイダ病院は、昭和44年4月に160床で大分市医師会の地域医療実践のべ−スとして、会員がいつでも利用できる、オ−プン形式の共同利用施設として開設された。

 一般の病院のように直接来院の診療を行わず、すべて開業医師等の紹介による入院、外来の検査等を中心に診療を行っている。ただし、昭和53年に救命救急センタ−として指定されたことにより、1次から3次までの救急医療を行っているため、休日や夜間の救急患者は紹介状を必要としない、特に3次救急については県下唯一の救命救急センタ−として24時間重篤な患者さんの診療にあたつている。又、平成10年には地域医療支援病院の承認をされたことにより、2次医療圏の医師、歯科医師、並びに職員との連携がより密に取れるように
なった。

アルメイダ胸像
「アルメイダ」とは、1557年にポルトガル人宣教師で、医師でもあつたルイス・ド・アルメイダが府内(大分(当時は豊後の国)) に初めて洋式病院を建て、日本最初の外科手術、食事療法等の生活指導や巡回診療も行っていました。また、病院には医学校も併設されていました。 大分市医師会ではその偉業を受け継ぐべくアルメイダ病院を創設しました。

2.病院概要

創立 昭和44年4月1日
許可病床数 385床(救命救急センタ−30床)
診療科数 19科
職員数 531名(平成13年11月1日現在)
1日平均入院患者数 :314名(平成12年度)
1日平均外来患者数 :121名(平成12年度)

3.QC活動報告
 当院のQC活動については,前号Vol.7の会員の声にて触れさせていただきましたが、昭和57年に始まり今年で19年を経過しました。
 院内における発表大会も36回を数え、この間にサ−クルが活動したテ−マ数は延1095件にも達しました。
 今回は、平成13年9月22日(土)13:00より開催された第36回全病院QC発表大会について述べ、活動報告に変えさせていただきます。
 当院のサ−クル活動単位は、病棟並びに職域を1単位として活動しています。そのため、メンバ−数は5〜36名と開きがあります。第36回大会での各部の活動サ−クルは看護部12サ−クル、総務部7サ−クル、臨床検査部4サ−クル、病理部、薬剤部、放射線部、リハビリテ−ション部、施設管理部各1サ−クルの合計28サ−クルでした。なお、サ−クル数についてはテ−マによって合同サ−クルを結成した場合等増減致します。活動事例発表は従来、事前審査会を実施する選抜大会は1会場で、全サ−クル発表の場合は各部のサ−クルを2会場に均等に分け実施していましたが、できれば同じ部門の活動事例をすべて聞きたいとの意見もあり、今回、第1会場は看護部を中心に、第2会場はコメディカルと分けて実施されました。
 当日は院長(大分市医師会長)、QC担当理事(副会長)、QC推進小委員長、医師会理事が出席し、QC推進事務局、講評者と共に審査等を行い予定の時間内に終了することができました。

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