第20回フォーラム「医療の改善活動」全国大会 in 北九州 開催のご案内
平成30年11月16日(金)、17日(土)の2日間、第20回フォーラム「医療の改善活動」全国大会を北九州市、ウェルとばたで開催させていただきます。
わが国では、超高齢社会に対応する地域包括ケアシステムの構築に向けて病床機能の分化や地域連携のあり方を検討する地域医療構想が進められています。一方、働き方改革により、医療従事者の長時間
労働や過重労働の問題などにも対応しなければならない時代となりました。「医療の改善活動」は、医療費抑制の施策の中で限られた資源を有効に活用しつつ医療の質を担保するという難しい課題に対応するために不可欠な取り組みと言えます。
製鉄記念八幡病院は明治33年(1900年)に官営製鐵所附属病院として設立された病院で、昭和41年に企業内の品質管理運動として芽生えたJK活動(自主管理活動)が、昭和47年に各看護単位の問題解決の手段としてはじめて病院に導入されました。病院でのQC活動の始まりという背景から、第20回となる記念すべき今回の大会テーマを「原点回帰から未来へ」とさせていただきました。また、
医療従事者が安心して働くことができる職場環境の整備が、職員の元気の源となり、ひいては患者さんの幸せに繋がると考え、サブテーマを~職員の元気を患者の幸せに~と致しました。
特別講演は、北九州出身の医師でスーダンでの医療活動を続けている認定NPO法人ロシナンテス
理事長の川原尚行先生にお願いしています。また、シンポジウムは医療のTQM推進を考える「Ⅰ:地域包括医療、Ⅱ:薬剤部プロセス」をテーマに各3名のシンポジストに発表していただきます。
北九州は、世界文化遺産に登録された官営八幡製鐵所旧本事務所をはじめ、小倉城、松本清張記念館、門司港レトロ地区など歴史や文化を感じさせる場所が多くありますし、ふぐ料理はもとより、
八幡ぎょうざ、戸畑ちゃんぽん、門司港焼きカレーなどB級グルメも堪能していただけます。
全国からお越しいただく方々に対して、フォーラムとともに北九州での滞在を楽しんでいただけるよう、職員一同、誠心誠意おもてなしさせていただきます。
皆様のご参加を心よりお待ち申し上げます。
大会長 土橋 卓也
(社会医療法人 製鉄記念八幡病院 病院長)