「医療の改善活動ネットワーク」への入会のご案内
医療のTQM推進協議会は以下のような経緯で設立されました。患者本位の医療の質を確立するために、日本的品質管理の考え方と方法論(TQM;総合的質管理/質経営)が有効と考える病院と研究者が協力して、1997年から2回にわたって医療の改善活動をテーマとする全国ワークショップを開催し、それぞれ200名を超える関係者が参集し、熱心な討論が行われました。
当時、製造業等の企業では熱意をもって取り組まれていたQCサークル活動でしたが、病院においては一部の先駆的な病院で行われていただけで、当時の医療界ではほとんど認知されておらず、交流の機会もなかったため、参加病院からぜひこのような交流機会を続けてほしいとの多くの要望が寄せられ、その推進母体として、19999年1月に任意団体としての「医療のTQM推進協議会」を設立いたしました。協議会では、「患者にとって何がよい医療なのか、それを実現するには、病院は、そして各部門や職種は何をしたらよいのかを考えよう、そして足りない点を改善しよう」という課題に向かって取り組み、毎年1回の「フォーラム医療の改善活動・全国大会」を柱に、研修活動、出版活動等を続けてまいりました。
協議会設立から10年が経過した2009年頃には、医療界を取り巻く環境は大きく変化してまいりました。医療事故の多発や経営環境が厳しさを増すなど、病院における改善活動の重要性はますます高まっていく中で、改善活動の普及と組織的な質管理への発展を推進するためには、研修事業の充実と事業展開が可能な組織態勢の確立が喫緊の課題となっていました。おりから、法人に関する法改正にともなって2008年から任意団体の法人化か゛促進されるようになり、法人化を契機として、本会の使命を実現するためにより発展的な事業展開を可能にする新しい組織作りを志向できないかと考え、検討を重ねて、2010年9月、「一般社団法人医療のTQM推進協議会」として設立認可を得ました。
協議会としては、法人化を契機として、フォーラムの開催と研修事業の積極的な展開を二本柱として、1医療の品質管理を普及させる推進拠点となること、2自立発展的、継続的、戦略的な事業展開を可能にする財務基盤・組織基盤を確立することを目指した活動を展開し、産業界における「日科技連」、米国医療界において「IHI」が果たしてきた役割を果たせないかと願っています。
協議会への入会を希望される方は、下記『入会申込書(PDFファイル)』をダウンロードして、ご記入の上、協議会事務局までeメール(secretariat@tqmh.net)でお申し込みください。
1.事務局に送付されました『入会申込書』の情報を協議会理事会に諮り入会審査を行います。入会承認後、事務局から『会員登録票』等の資料類をメールにて送付いたします。
2.『会員登録票』にご記入の上、協議会事務局までメールでお送りください。
3.協議会事務局にて『会員登録票』を確認後、入会金・年会費の請求書をお送りいたしますので、お振込をお願いいたします。
4.入会後、ホームページ等の会員専用情報にログインできる『会員ID・パスワード』をお知らせいたします。
一般社団法人医療の TQM 推進協議会 入会に関する規程(要約)
一般社団法人 医療のTQM推進協議会
事務局:医療法人宝生会PL病院 QC事務局
〒584-8585 大阪府富田林市大字新堂2204番地
TEL:0721-24-3100(代表)
E-mail:secretariat@tqmh.net